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高橋 長十郎(たかはし ちょうじゅうろう) 
・説明: − 年 

南三陸町
・場所:宮城県本吉郡南三陸町志津川字汐見町
高橋長十郎 製糸業発展の父
・説明:明治初期には各家庭で蚕を育て、糸を取っていましたが、明治から昭和初期にかけて、養蚕業の発展に尽力したのが十日町の高橋長十郎です。長十郎は、明治十七年(一八八四)に本吉郡蚕糸業組合を結成、翌年には「座繰製糸共同揚返場」を作り、製糸業を開始。当時の蚕糸業界は、馬力に制限がある水力式が主流でしたが、当時四十歳の長十郎は率先してアメリカ製ボイラーの輸入を計画。反対する周囲を説得し、ついに明治二十一年(一八八八)八月に、佐藤久作ら約三十人の生糸製造業者とともに、わが国初めての機械座繰り製糸工場「旭製糸株式会社」を創立。宮城県内では二番目の株式組織で、洋式ボイラーを動力とする工場としては、民間では国内最初と言われています。最新式の機械を備えた工場は百人繰と称され、四百五十人もの従業員をかかえるほど大規模なもので、ここで作られる生糸銘柄「金華山」は、外国にまで輸出され、エッフェル塔完成時のパリ万国博覧会ではグランプリを受賞するなど、世界最高の品質を誇っていました。
 文:南三陸町HP
・作者:不明

3.11津波で流されたと思う