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香の前(こうのまえ)

1577
 高田次郎右衛門の長女として生まれる 名は種 
 美貌を見初めた太閤豊臣秀吉の愛妾となり香の前(香姫)と名付けられる。
 秀吉から陸奥国の大名・伊達政宗に下賜される。
・1598年
 伊達政宗の子 津多を生む
・1600年
 伊達政宗の子 又次郎を生む
・1602年
 政宗の重臣茂庭綱元(鬼庭綱元)に下げ渡されてその側室となり、2人の子と共に綱元の仙台の茂庭屋敷に移った。
 香の前が綱元の側室となった際に、政宗との間に生まれた子供達は綱元の実子扱いとされ、以後は綱元の下で養育されることになった。
・1606年
 又治郎(又四郎)は栗原郡高清水城に隠居していた前亘理氏当主・亘理重宗の末娘の婿に迎えられて亘理宗根と名乗る。
・1619年
 津多は柴田郡船岡城主・原田宗資に嫁ぎ嫡男の宗輔を産んだ(この宗輔が伊達騒動で有名な原田甲斐である)
・1618年
 高清水城主になっていた亘理宗根は母を居城に向かい入れる。
・1641年
 死去 享年64